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OpenAIが動画生成AI「Sora」(ソラ)をリリース
2024年12月10日、OpenAIは動画生成AI「Sora」(ソラ)をリリースしました。今年の2月に発表され10か月。まちに待った公開となり話題となっています。Soraはテキストや画像読み込むと超リアルで高画質の動画を生成することが可能です。Plusプランでも追加料金なしで使用することができます。今回はSoraの主な機能、料金形態、クレジット消費量実際の使用例を解説していきます。
日本で利用可能
日本で利用可能です。ヨーロッパの一部地域は利用できません。
料金と利用制限
ProプランはもちろんのことPlusプランでも使用することができます。ただし、Proのほうが高画質で尺の長い動画を生成することができます。Plusプランでは最大720pの5秒間の動画となっており、少し物足りなく感じます。またクレジット数もProの1/10と生成できる動画数も少なめ。さらに透かしも入ってしまいます。対してProは最大1080p、20秒、5つの同時生成が可能で高画質の長尺の動画、透かしなしで生成できるのは魅力的です。さらに低速モードであれば無制限に動画を生成できます。本格的に動画を制作するにはProへの加入が必須です。Proプランは月額3万円(1月より33000円)と一般的なサブスクリプションに比べ高額なので、まずはPlusプランでお試しで使用してみて様子をみても良いでしょう。
Plusプランであればアドバンスボイスモードもたくさん使えます!詳細はこちらの記事から!
クレジットの消費量
動画生成
動画生成では以下のクレジットが消費されます。Plusプランでは720pを5秒生成する場合、3本の動画しか作成できないことになります。複数同時に生成した場合も動画数分のクレジットが消費されますので注意してください。
5秒 | 10秒 | 15秒 | 20秒 | |
480p 正方形 | 20クレジット | 40クレジット | 60クレジット | 80クレジット |
480ページ | 25クレジット | 50クレジット | 100クレジット | 150クレジット |
720p スクエア | 30クレジット | 75クレジット | 150クレジット | 225 クレジット |
720p | 60クレジット | 180クレジット | 360 クレジット | 540 クレジット |
1080p スクエア | 100クレジット | 300クレジット | 650 クレジット | 1000クレジット |
1080p | 200クレジット | 600クレジット | 1300クレジット | 2000クレジット |
再カット、リミックス、ブレンド、ループの場合
再カット、リミックス、ブレンド、ループの場合、5 秒の増分を超える動画を作成する場合、クレジットは下記の表のように消費されます。
0-5秒 | 5~10秒 | 10~15秒 | 15~20代 | |
480p 正方形 | 4クレジット | 4クレジット | 4クレジット | 4クレジット |
480ページ | 5クレジット | 5クレジット | 10クレジット | 10クレジット |
720p スクエア | 6クレジット | 9クレジット | 15クレジット | 15クレジット |
720p | 12クレジット | 24クレジット | 36クレジット | 36クレジット |
1080p スクエア | 20クレジット | 40クレジット | 70クレジット | 70クレジット |
1080p | 40クレジット | 80クレジット | 140クレジット | 140クレジット |
クレジットがなくなった場合
Plusではクレジットがなくなると翌月まで使用することはできません。
Proの場合はリラックスモードとなり、クレジットを必要としません。つまり無制限に生成が可能です。ただし作成時間が長くなってしまうデメリットはあります。
クレジットは繰り越せない
クレジット翌月に繰り越しません。毎月のクレジットは翌月にリセットされてしまうので、無駄なく使用するようにしましょう。
クレジットは追加購入できない
クレジットを追加で購入することはできません。Plusの場合はすぐにクレジットがなくなってしまうため、たくさん使用したい場合はProにアップグレードする必要があります。
参考記事:https://help.openai.com/en/articles/9957612-generating-videos-on-sora
再カット
Soraでは生成した動画の前後にさらにシーンを追加することが可能です。上記の動画では生成した動画をカットし新しいシーンを追加しています。
リミックス
シーンはそのままに動画の一部だけを変更することが可能です。
ループ再生
生成した動画の一部を切り抜いてループ再生をすることができます。
ストーリーボード
タイムラインにプロンプトや画像を挿入することで、シーンごとに何が起こるのかを設定することが可能です。
ブレンド
2つの動画を1つの動画に結合することができます。例えば、上記の画像のように花びらと雪の結晶の動画2つを結合させ、1つの動画とすることが可能です。
Soraのログイン方法
SoraのHPより「今すぐ始める」をクリックします。ログインはGoogleやAppleアカウントなどで可能です。
アクセスが集中しログイン不可
2024年12月10日現在、Soraがリリースしたもののアクセスが集中しログインができない状況。「家に帰れ」と言われてしまいました・・・(笑)。Soraへのアクセスを徐々に有効にするとのことで、早く使いたい気持ちを抑えて少し待ちたいと思います。
使用例
速報。ついに「Sora」が一般開放。
— すぐる | ChatGPTガチ勢 𝕏 (@SuguruKun_ai) December 10, 2024
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今までの動画生成AIを大きく超えるクオリティに:
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驚愕の活用事例10選をまとめました👇🧵pic.twitter.com/dVMrygbppu
OpenAI Sora の映像表現力を検証https://t.co/yE60ndNRCN
— Creative.Edge (@commonstyle) December 10, 2024
やはり第3世代の動画生成AIの中で一番安定している
生成ビデオ: #Sora #OpenAI pic.twitter.com/lSk1eyMHQE
OpenAIの動画生成AI『Sora』が公開されました
— bitboi (@bitboi) December 10, 2024
処女作を公開#Sora #openAI #OpenAiSora pic.twitter.com/HbcYthv0ST
人間の肌の質感や猫の毛の1本1本まで忠実に再現されており、AIか現実か見分けがつかないほどのクオリティです。AI動画では表情や動作に違和感がある場合は多いですが、Soraは自然でよりリアルな動きが可能となっています。SNSでもまだ一部の作品しか投稿されていないので、なんともいえないところですが、実際にSoraを使用し、動画が破綻なく綺麗に生成できるのか試してみたいところです。
Soraの商用利用の可否
Soraについての商用利用の可否の明確な記載はありませんでした。ただし、OpenAIの利用規約では入力、出力ともに権利や利益を譲渡するとありますので、Soraに関しても商用利用が認められるものと考えられます。文章や画像生成と同じく著作物に酷似した作品の利用は著作権侵害に当たる場合がありますので、生成されたものをよく確認し利用するようにしましょう。
SoraはAPIで利用は不可
SoraのHPによれば現時点でSoraのAPIは利用できません。
まとめ
Soraについて詳しく解説しました。高画質な動画生成だけでなく、ストーリーボードやリミックスなど様々な機能もあり、どんな作品が世の中に出てくるのかとても楽しみです。アクセスが落ち着きしだい使用感を確認したいと思います。